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年末は投資忘れに注意。NISAやふるさと納税の限度額について

2018年も残り10日です

12月も半分を過ぎ、とうとう2018年も残り10日程度となりました。
今年の振り返りは改めて行うとして、今年のやり残しはありませんか。
特に注意すべきは、NISAとふるさと納税です。

NISAは、年間の非課税投資額が120万円と決められています。
つみたてNISAであれば毎月自動的に積み立てられますが、NISAは通常自分で投資をします。
非課税投資額は翌年に持ち越せないため、今年中に使い切った方が良いです。

同様に、ふるさと納税も、年間の限度額が決められています。
こちらも翌年に持ち越せないため、今年の分は今年中に利用した方がお得です。
ふるさと納税はあくまで納税であって、投資ではないため、タイトルは不適切です。

というわけで今回は、NISAとふるさと納税の限度額についてまとめます。
年内に利用するための注意点をまとめます。



NISAの限度額について

NISAは、年間の非課税投資額が120万円です。
2015年以前は100万円が限度額でしたが、2016年より限度額が増えました。
非課税期間は5年で、非課税投資額は翌年に持ち越すことができません。

投資を行う上では、当たり前ですが元手が必要です。
身の丈以上の元手で投資を行うことはおすすめしませんが、非課税投資額は極力利用した方が良いです。
投資額が多ければ多いほど、リスクとリターンが大きくなります。

投資額が多い方がおすすめの理由

例として、非課税投資額を120万円使い切るケースと、50万円しか利用しないケースを比較します。
ロールオーバーや投資タイミングは考慮しないものとします。
例えばですが、年末に運用額を一気に増やして、そのままリターンを得られるとは考えにくいです。

まずは、非課税投資額を120万円使い切るケースです。

年数 非課税投資額 運用額 リターン(%) リターン額 トータルリターン
1年目 120万円 120万円 3% 36,000円 36,000円
2年目 120万円 240万円 3% 72,000円 108,000円
3年目 120万円 360万円 3% 108,000円 216,000円
4年目 120万円 480万円 3% 144,000円 360,000円
5年目 120万円 600万円 3% 180,000円 540,000円
6年目 120万円 600万円 3% 180,000円 720,000円
7年目 120万円 600万円 3% 180,000円 900,000円
8年目 120万円 600万円 3% 180,000円 1,080,000円
9年目 120万円 600万円 3% 180,000円 1,260,000円
10年目 120万円 600万円 3% 180,000円 1,440,000円

続いて、非課税投資額を50万円利用するケースです。

年数 非課税投資額 運用額 リターン(%) リターン額 トータルリターン
1年目 50万円 50万円 3% 15,000円 15,000円
2年目 50万円 100万円 3% 30,000円 45,000円
3年目 50万円 150万円 3% 45,000円 90,000円
4年目 50万円 200万円 3% 60,000円 150,000円
5年目 50万円 250万円 3% 75,000円 225,000円
6年目 50万円 250万円 3% 75,000円 300,000円
7年目 50万円 250万円 3% 75,000円 375,000円
8年目 50万円 250万円 3% 75,000円 450,000円
9年目 50万円 250万円 3% 75,000円 525,000円
10年目 50万円 250万円 3% 75,000円 600,000円

同じ投資実績であっても、年数が経てば経つほどトータルリターンに開きが出ます。
投資額が大きければ大きいほど、リターンは大きくなります。
もっとも、毎年同じ投資成績を残すことは非常に難しいです。

5年満期の資産について

NISAの非課税投資期間は、5年間です。
5年が経過すると、ロールオーバーするか特定口座に払い出すか選択できます。
ロールオーバーについては、以下の記事にまとめています。

年末に投資する際の注意点

NISAの非課税投資額は、受渡日ベースで引き去られます。
約定日ではない点に注意が必要です。
例として、12月28日に約定したものは受渡日が2019年となるため、翌年の非課税投資枠から引き去られます。

そのため、早めに非課税投資枠は使い切ることが必要です。
2018年12月現在、日経平均は21,000円を下回っています。
全世界同時株安により、どんどん株価が下落しています。

このタイミングを投資の好機とするかどうか、考えた上での投資をして下さい。
非課税枠を使い切った結果、含み損が多くなってしまっては意味がありません。
来年以降に繋がる投資を実施して下さい。


ふるさと納税の限度額について

ふるさと納税は、収入に応じて寄附控除上限額が変わります。
寄附控除上限額は1年毎に見直されるため、今年の上限額は今年中に使い切る必要があります。
使い切らない分はお住まいの地域に納税されるため、使い切らないことが損では決してありません。

それでも、利用できる機会を利用しないことは、機会損失と捉えることもできます。
利用できる機会は全部利用した上で、お得だったかどうかを判断すべきです。
その方が、効果が最大限となります。

まだ商品を選びきれない方は、ポイント制度を導入している地域に寄付することもおすすめです。
一旦ポイントに交換しておけば、その時点で控除することができます。
交換したポイントは、翌年以降にじっくりどの商品と交換するか選択することも良いです。

年末に投資する際の注意点

ふるさと納税を年末に投資する場合、注意点はワンストップ特例制度を利用するかどうかです。
2018年分ワンストップ特例制度の申請用紙の郵送は、2019年1月10日必着です。
今からふるさと納税を行い、申請用紙を受け取ってから郵送するまでの期間が限られています。

確定申告を行う場合は、この限りではありません。
年内に確実に納税を行い、年明けの確定申告に備えて下さい。


最後に

2018年が終わりに近付くにつれ、色々と整理すべきことが出てきます。
大掃除など、現実の部屋の整理も大切ですが、併せて資産の整理も実施して下さい。
きちんと2018年を終わることができれば、2019年を気持ち良くスタートすることができます。

つみたてNISAやiDeCoなど、毎月自動的に積み立てされるものではこういった考慮が不要です。
一定の自由度があるからこそ、NISAやふるさと納税は使い倒した方が良いです。
使えば使うほど、お得な制度です。

ゆきたんたん自身、まだまだ実感はありませんが、2018年の終わりに向けた整理を実施しましょう。
今からであれば、まだ間に合います。


以下、関連記事です。

年内に整理すべきことは、投資忘れだけではありません。
2018年分の確定申告に向けて、今から準備を進められるようにしましょう。

ふるさと納税は何がお得なのか、まとめた記事はこちらです。
お金の面から考えてみました。

年末調整の結果、精算額ありましたでしょうか。
ゆきたんたんは今年までiDeCoを利用している分がありますので、多くの清算がありました。


ふるさと納税ニッポン! 2019冬号 (GEIBUN MOOKS)

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