米国株ETFは、積立購入に最適
ゆきたんたんは、米国株の中でも個別株ではなく、ETFをおすすめしています。
サラリーマンという本職がある中で、投資の勉強ができる時間は限られています。
そのため、勉強不足で個別株に手を出すことがリスクになっています。
その点、ETFであれば個別株の集合体であるため、各銘柄に対する勉強は不要です。
情勢など、知っていれば知っていた方が良いことは多いですが。
ETFは個別株のように、人生一発逆転、といった値動きはしません。
その代わり、右肩上がりで着実に推移しています。
この点こそが、米国株ETFの魅力であり、積立購入に適している理由です。
今回は、米国高配当株式ETFであるVYMのご紹介です。
VYMの概要
VYMは、バンガード社が設定する米国高配当株式ETFです。
FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスに対してインデックス運用を行います。
組み入れ銘柄は、大型株が中心です。
その中でも、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を、重点的に組み入れています。
経費率は、わずか0.08%です。
国内の投資信託では、eMAXIS Slimシリーズが手数料で最安ですが、いずれも0.1%を超えています。
それと比較すると、0.08%という数字がいかに小さいか分かります。
配当利回りの実績
VYMの配当利回りは、2.48%です。
そして、ここ5年間の株価は以下の通りです。
チャートは綺麗な右肩上がりを描いています。
今後もこの成長が持続する保証はどこにもありませんが、過去の実績は一つの目安です。
VYMは高配当株を中心に組み入れていますが、株価自体が上昇すると相対的に配当利回りが下がります。
また、米国株の場合、国内、国外の税金がそれぞれ課税されます。
国内の税金については、NISA口座で取引することで非課税とすることができます。
VYMの組み入れ銘柄
2018年7月31日現在、VYMの組み入れ銘柄の上位10銘柄は以下の通りです。
- JPモルガン
- ジョンソン&ジョンソン
- エクソンモービル
- ウェルス・ファーゴ
- シェブロン
- AT&T
- ファイザー
- インテル
- ベライゾン
- シスコ
少し前までは、マイクロソフトがトップでした。
トップであっても、除外されるということが起こり得ています。
マイクロソフトの株価は右肩上がりでしたので、配当利回りが下がっています。
それが影響して、VYMからは除外されたのかもしれません。
5年間で、株価が約2倍になっています。
今後の推移が気になるところです。
HDVとの比較
VYMの対抗馬として比較される商品として、ブラックロック社のHDVがあります。
HDVは、iシェアーズ・コア米国高配当株ETFです。
2011年に設定されたまだ新しいETFで、経費率はVYM同様0.08%です。
VYMとの大きな違いは、以下の2点です。
項目 | VYM | HDV |
---|---|---|
分配金配当利回り | 2.48% | 3.78% |
構成比率 | 1位 テクノロジー |
1位 ヘルスケア |
VYMは、テクノロジーや金融といったセクターが30%以上を占めます。
一方でHDVは、ヘルスケアや生活必需品といったディフェンシブ銘柄が40%を占めます。
分配金配当利回りは株価との都合もあるので一概に比較できませんが、どちらに魅力を感じますか。
どちらを選ぶかは、好き好きで良いと考えています。
VYMの投資方針
ゆきたんたんは、VYMを毎月積み立てています。
配当利回りの高さから、配当を再投資したいと考えています。
しかし、再投資するためには、一定の金額を事前に投資する必要があります。
年間の配当で1株を購入するためには、どれだけの初期投資が必要か確認します。
VYMの利回りを2.5%とします。
ここで、1株を購入するために必要な金額は80ドルです。
配当で80ドルをもらうためには、3200ドルが必要となる計算です。
これは、約40株分です。
日本円を110円として計算すると、以下の表となります。
計算が複雑になるため、積立や税金は考慮しません。
年数 | 投資額(ドル) | 投資額(円) | 配当(円) |
---|---|---|---|
1年目 | 3200ドル | 352,000円 | 8,800円 |
2年目 | 3280ドル | 360,800円 | 9,020円 |
3年目 | 3362ドル | 369,820円 | 9,245円 |
4年目 | 3446ドル | 379,065円 | 9,476円 |
5年目 | 3532ドル | 388,541円 | 9,713円 |
5年間で、約3万円増える計算です。
本来であれば、ここに株価の上下動も影響があります。
株価が上昇していれば、それだけ利益が大きくなる計算です。
最後に
ゆきたんたんは、米国株ではS&P500に連動するIVVをおすすめしています。
2つ目のETFとして、VYMのご紹介でした。
高配当である点をメリットとして捉え、積極的に再投資をしたいと考えています。
ETFがETFを生む流れを作ることで、自然と資産が増えていきます。
そういう仕組みを作っていきたいと考えています。
投資は自己責任です。
その上で、米国株には、日本にはない素晴らしい商品が多いです。
以下、関連記事です。
ゆきたんたんのおすすめETFは、IVVです。
こちらの記事でIVVについてご紹介しています。
米国株に投資を行うのであれば、マネックス証券がおすすめです。
NISA口座であれば、米国株の手数料がキャッシュバックされます。
日本の投資信託でも、S&P500に対してインデックス投資を行うことができます。
eMAXIS SlimにもS&P500が登場したため、iFree側の動向が気になります。
- 作者: ジェレミー・シーゲル,瑞穂のりこ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2005/11/23
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 27回
- この商品を含むブログ (36件) を見る