配当で生活する日々に憧れます
投資をしている中で、配当がもらえるタイミングは楽しいものです。
企業がきちんと利益を上げた結果、利益の一部を株主に還元してくれます。
株を保有していて、良かったと思える瞬間ですね。
米国株は、日本株と比較して、配当が多くもらえる傾向にあります。
また、配当は、年4回の支払い回数がある企業が多いです。
日本株の場合は、株主優待など、現物で還元するケースがあるので考え方の違いです。
米国株であれば、毎月配当をもらうことが可能です。
勿論日本株でも実現することは可能ですが、難易度が違います。
というわけで、今回は米国株で毎月配当をもらう方法についてまとめます。
少しだけですが、個別株の話も出てくるので、頑張ります。
米国株の配当利回り
米国株は日本株と比較して、高配当の銘柄が多く存在します。
NYダウと日経平均の予想配当利回りを比べた結果が、以下です。
市場 | NYダウ | 日経平均 |
---|---|---|
予想配当利回り | 2.14% | 1.87% |
平均での比較で約0.3%が違うため、その差は大きいことがわかります。
米国企業は、全体的に株主還元を重視した経営方針です。
前述の通り、株主優待制度はありませんが、現金で株主に還元しています。
株主優待は、現物で還元されるため、これはこれで嬉しいです。
直接的に、株主で良かったと思える瞬間があります。
他方、配当として還元される場合には、目には見えにくい部分も事実としてあります。
しかし、配当を再投資することで、利益をさらに増やすことが可能です。
また、極論を言えば、配当(お金)であれば、個人個人で何にでも利用できます。
どちらが良いかは、考え方次第です。
ゆきたんたんは、正直、両方好きです。
配当月グループ別一覧
それでは実際に毎月配当を実施するため、個別株を配当月ごとにグループ分けします。
個別株で選定する銘柄は、多分に主観が含まれています。
以下の一覧はあくまで例ですので、他にも高利回りの銘柄があることはお含みおき下さい。
また、各配当月を記載していますが、全て配当金が振り込まれるタイミングで記載しています。
実際に権利を取得することができるのは、1ヵ月前になる点をご注意下さい。
これらのグループを組み合わせることで、毎月の配当が実現できます。
1月のグループ(1月、4月、7月、10月)
ティッカー | 銘柄名 | 配当利回り | 株価($) (10/5時点) |
1株配当($) |
---|---|---|---|---|
MRK | メルク | 2.78% | 71.03 | 1.91 |
CSCO | シスコシステムズ | 2.62% | 48.13 | 1.24 |
JPM | JPモルガン・チェース | 1.95% | 114.62 | 2.24 |
NKE | ナイキ クラスB | 1.00% | 80.12 | 0.8 |
2月のグループ(2月、5月、8月、11月)
ティッカー | 銘柄名 | 配当利回り | 株価($) (10/5時点) |
1株配当($) |
---|---|---|---|---|
VZ | ベライゾン・コミュニケーション | 4.38% | 54.94 | 2.36 |
PG | P&G | 3.38% | 82.15 | 2.8136 |
CAT | キャタピラー | 2.28% | 153.31 | 3.2 |
AXP | アメリカン・エキスプレス | 1.32% | 107.23 | 1.4 |
AAPL | アップル | 1.20% | 224.29 | 2.72 |
3月のグループ(3月、6月、9月、12月)
ティッカー | 銘柄名 | 配当利回り | 株価($) (10/5時点) |
1株配当($) |
---|---|---|---|---|
IBM | アイビーエム | 4.19% | 149.03 | 6.14 |
XOM | エクソン・モービル | 3.91% | 85.34 | 3.18 |
CVX | シェブロン | 3.73% | 125.33 | 4.44 |
PFE | ファイザー | 3.20% | 44.91 | 1.34 |
JNJ | ジョンソン・エンド・ジョンソン | 2.56% | 139.10 | 3.48 |
MMM | スリーエム | 2.48% | 213.19 | 5.255 |
MCD | マクドナルド | 2.47% | 166.57 | 4.04 |
INTC | インテル | 2.46% | 47.03 | 1.1725 |
BA | ボーイング | 1.89% | 386.47 | 6.55 |
MSFT | マイクロソフト | 1.55% | 112.13 | 1.68 |
GS | ゴールドマン・サックス | 1.30% | 225.71 | 3.1 |
V | ビザ クラスA | 0.58% | 145.36 | 0.825 |
その他のグループ(変則)
ティッカー | 銘柄名 (配当月) |
配当利回り | 株価($) (10/5時点) |
1株配当($) |
---|---|---|---|---|
KO | コカ・コーラ (4月、7月、10月、12月) |
3.35% | 45.88 | 1.52 |
WMT | ウォルマート (1月、4月、6月、9月) |
2.14% | 93.31 | 2.07 |
DIS | ウォルト・ディズニー (1月、7月) |
1.53% | 114.78 | 1.68 |
ETF別配当月
個別株以外にも、ETFでも配当を得ることができます。
おすすめのETFについて、一覧をまとめます。
結果から言えば、全て1月のグループに属す形となりました。
ティッカー | 銘柄名 (配当月) |
配当利回り | 株価($) (10/5時点) |
1株配当($) |
---|---|---|---|---|
VYM | バンガード・米国高配当株式ETF (3月、6月、9月、12月) |
3.07% | 87.55 | 2.69 |
VT | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF (3月、6月、9月、12月) |
1.94% | 74.43 | 1.45 |
VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF (3月、6月、9月、12月) |
1.94% | 147.63 | 2.86 |
IVV | iシェアーズ・コア S&P 500 ETF (3月、6月、9月、12月) |
1.76% | 289.93 | 5.11 |
米国株の配当生活におけるデメリット
米国株の配当生活を行うにあたって、デメリットを考えます。
良いことばかりでなく、きちんとデメリットを考えておくことは大切です。
- 配当金で生活する場合、多額の投資額が必要
- 配当金は、ドルで支払われる
- 米国と日本、二重課税される
- 成長を続ける無配当銘柄がある
これらは、大きなポイントかと思います。
配当金で生活する場合、多額の投資額が必要
高配当利回りの米国株でも、約2%の利回りです。
つまり、年間で600万円ほどの収益を得たい場合には、3億円を投資する必要があります。
サラリーマンにとっては、非現実的です。
本記事のタイトルと矛盾しますが、完全な配当生活は難しいかもしれません。
しかし、年間で20万円ほど、1ヵ月分の手取りとするならば、投資額は1,000万円になります。
これでも全然手が出る数字ではないですが、3億円よりは現実的になりました。
毎年20万円を得ることができれば、5年で100万円です。
不確定要素を多分に含みますが、5年で100万円の利益が上げられるのは魅力的だと思います。
配当金は、ドルで支払われる
当たり前の話ですが、米国株の配当金はドルです。
ドルを得て、ドルで再投資をした方が良いです。
その後、必要なタイミングで売却、日本円に戻す必要があります。
ドルをいくらもらっても、日本国内ではなかなかドルを使用するタイミングがありません。
この辺りは、うまい方法を考える必要があるかと思います。
ゆきたんたんは、ひたすら再投資中です。
まだ日本円に戻すことは考えていません。
米国と日本、二重課税される
米国株の配当は、米国と日本とで、それぞれ課税されます。
もらえるものがもらえなくなるのは、残念です。
これを回避するためには、以下の2つの手段のいずれかを利用する必要があります。
- 非課税口座であるNISA口座を利用する
- 確定申告時に外国税額控除を申請する
前者は、日本国内の課税(20.315%)を非課税とする方法です。
後者は、米国内の課税(10%)を一定額還付する方法です。
この2つの方法は併用できないため、米国株を購入する口座次第となります。
NISA口座ではなく、特定口座等で米国株を購入した場合は、確定申告を忘れないようにしましょう。
成長を続ける無配当銘柄がある
このデメリットは、良し悪しです。
米国株の中でも、無配当の銘柄はあります。
配当を出さない分、株価を成長させることを目的としています。
有名なところでは、AmazonやAlphabet(Google)は無配当です。
どちらの企業も右肩上がりのチャートを描き、長期で保有することで売却益を得ることができます。
これは考え方次第なので、配当の有無のどちらが良いかは考え物です。
最後に
米国株への投資は、なかなか踏み切ることができない方が多いと思います。
そもそも、日本株への投資すら、手が出ない方が多いです。
そんな方々のために、米国株の投資は面白いことを伝えたくて、記事をまとめました。
米国株には、日本株とは異なる魅力があります。
配当が年4回も出るという点は、最たるものです。
日本株の配当は、多くても年2回となっています。
ゆきたんたんは、決して短期で勝負するタイプではありません。
また、一攫千金を狙う投資法を実践しているわけでもありません。
長期でコツコツ、着実に増えたらいいな、という投資法です。
この考え方に共感してもらえたら、決して投資が怖くないことが分かるかと思います。
そんな記事も作成できたら、と思います。
投資は自己責任です。
きちんと管理できる方は、やらないよりはやった方が良いのでおすすめです。
以下、関連記事です。
米国株に投資を行うのであれば、マネックス証券がおすすめです。
NISA口座であれば、米国株の手数料がキャッシュバックされます。
ゆきたんたんのおすすめETFは、IVVです。
こちらの記事でIVVについてご紹介しています。
米国株の投資ではありませんが、最近はポイントを投資する時代になりました。
dポイントを投資して増やす方法について、こちらの記事です。

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