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増え続ける愛娘の写真は、自作NASに保存する(作成編)

大量の写真データは、NASで管理する

写真データの管理方法とNASについては、以下の記事をご参照願います。
自作NASの計画編です。

今回は、自作NASを作成するにあたって購入したパーツをまとめます。
NASって自作できるんだ、という方向けの記事です。
興味本位で読んで頂ければ、幸いです。



前準備

前準備として、今回の自作NASの要件を再確認します。

  • 省スペース化
    • Raspberry Piを使用し、省スペース化を行う
  • NASに見えない見た目
    • 市販の箱やバスケットに詰める

NASを作成するためには、サーバ代わりになるPCが必要です。
通常であれば、CPUにマザーボード、メモリと選定するところですが、
今回はRaspberry Piを使用します。
それこそが、手段であって、目的です。

一見すると、NASに見えないようなものを作りたいです。


購入したパーツ一覧

パーツは、Amazonとヨドバシから購入しました。
全て、ネット通販です。

玄人志向 3.5型HDDケース SATA接続 電源連動 USB2.0対応 マットブラック GW3.5AA-SUP/MB

玄人志向 3.5型HDDケース SATA接続 電源連動 USB2.0対応 マットブラック GW3.5AA-SUP/MB

以上の最小構成で作成することとしました。
これだけあれば、十分ですね。

価格は変動しがちなので何ともですが、市販キットよりは安く済むかと思います。
RAID環境が不要な点も、価格を抑えめにできる理由です。
ゆきたんたんの場合、大体15,000円くらいでパーツが揃いました。

なお、USB接続のマウスとキーボードも必要となりますので、持っていない方はご準備願います。
Raspberry Piは電源容量に限りがあるので、優先ケーブル推奨です。

LOGICOOL マウス M100r ブラック M110rBK

LOGICOOL マウス M100r ブラック M110rBK

ディスプレイは不要

サーバマシンとして使用するため、今回はディスプレイを不要としています。
ただ、初期セットアップのタイミングでは、ディスプレイが必要です。

そこで、ディスプレイはTVで代用することとしました。
最近のTVはHDMI端子が付いているため、Raspberry Piのディスプレイとして活用できます

勿論Raspberry Piだけではなく、普通にPCの外付けディスプレイとしても活用できます。
最近では、TVサイドにPCを置くケースも増えていますね。
YouTubeなどの動画サイトを再生することができますので。


ソフトウェアの準備

パーツさえ揃えば、あとは通常のLinuxのPCインストールと同じです。
ちょっとだけ、非力なだけです。

Raspberry PiをHDMIケーブルでTVと接続すれば、設定不要で出力できます。
便利な世の中になったものです。

Raspberry Piのインストール

Raspberry Piは、オンボードにmicro SDカードを挿入してストレージ代わりとします。
micro SDカードには、「NOOBS」と呼ばれるインストーラーを事前に書き込んでおきましょう。
Raspberry Piの公式HPからダウンロードできます。

Raspberry Piの初回起動時には、インストーラーからOSを選択することができます。
「Raspbian」がRaspberry Pi向けのOSですので、今回はそれを選択します。
Debian系ですので、慣れた方は問題なく使用できるかと思います。

SSHさえ許可してしまえば、以降の作業はディスプレイが不要となります。
他のPCから接続して、作業することができます。

Sambaのインストール

NASとして動かすためには、Linuxのファイルサーバ、Sambaを利用します。
HDDのフォーマットと、Sambaの設定さえできれば、すぐにNASとして稼働します。
Raspberry Piならではの設定はありません。

Sambaが起動すると、Windowsのエクスプローラから参照できるようになります。
CUIで動かすのも面白いですが、やはりGUIで動くと感動しますね。

スマホ向けFile Commanderのインストール

スマホからNASを参照するためには、ネットワークドライブにアクセスできる機能が必要です。
今回は、File Commanderを選択しました。
他のアプリでも良いですが、使用用途からすると、写真を一覧形式で閲覧できるアプリが良いです。

私と妻のスマホにそれぞれインストールして、NASをお気に入りに登録します。
機械に疎い妻でも、考えることなく使えるようにすることがポイントです。


箱詰めする

ここまで問題なく作業出来たら、あとは箱詰めです。
ケースは、ニトリでバスケットを購入しました。

Raspberry Pi
Raspberry Piの箱詰め

計画編でも掲載した画像ですが、HDDが一番下に入っています。
これから夏場なので、気温だけがちょっと心配です。
USB端子が余っているので、扇風機でも付けますかね。

普段、ふたをしていると、このような見た目です。
ケーブルは飛び出ているものの、まさか中身がNASだとは誰も思わないと思います。
そういうマシンを作りたかったので、満足です。

Raspberry Pi
NASケース


NASを作成した感想

自分でNASを作成すると、マシンに愛着が出ますね。
頻繁に使用するわけではありませんが、写真を閲覧する際やバックアップを取る際は、ウキウキします。
ここでウキウキできるような人は、自作を楽しめる人だと思います。
実際には、ごく少数かもしれませんが。

ゆきたんたんは元々、自作PCを作成した経験や、
Linuxの使用経験があるため、作成難易度は決して高くありませんでした。
先達のブログが多数ありますので、調べればいくらでも情報は出てきます。

当記事は、お子さんのいらっしゃるご家庭に向けたNASの提案なので、詳細な作成方法は割愛しています。
そういう記事に需要があれば、改めて記載します。

妻の感想

NASの構築は、妻からも好評でした。
簡単に写真を共有できるので、どんどん写真を撮ってくれます。
また、スマホで撮影した動画は容量が大きいため、バックアップ先として使用してくれています。
バックアップ後は、スマホから動画を削除して容量を確保しているみたいです。

機械に疎い人でも簡単に使用できるマシンというのは、とても重要なことですね。
毛嫌いすることなく、日常に溶け込んでくれました。

妻と写真を共有することで、日々どのような写真を撮ったのか、どれが可愛いか。
そんな会話が生まれるようになりました。
日々顔は合わせているものの、一瞬を切り取る写真は、日常会話のきっかけになるので良いですね。


最後に

NASの作成方法について、簡単にまとめてみました。
15,000円の投資でNASが作成できるのであれば、これは安いと思います。

子供の成長はとても早いので、是非写真をいっぱい撮って残してあげたいと思います。
写真データは、物理的な場所を取りませんので。
いつか結婚式などで、これらの写真を見返す日が来ることを楽しみにしています。

実際に娘の結婚式なんて日が来たら、何日も前から写真を見ながら泣くんですかね。
まだちょっと実感がなさすぎますが、そんな日のためにも写真は撮らなきゃですね。