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増え続ける愛娘の写真は、自作NASに保存する(計画編)

大量の写真データの管理方法

子供が生まれると、写真をどんどん撮るようになりますね。
元々カメラは趣味程度でしたが、娘の成長記録を撮影するのは面白いです。

しかしそうなると、問題になってくるのが写真の管理方法。
昔と違って、今はデータさえ保管しておけば、とりあえずは大丈夫です。
後から印刷なんてことは、何回でもできます。

一眼は勿論、スマホも画素数が向上して、データ容量が大きくなってきた昨今。
どのように写真を保管するか、ちょっと考えてみました。

ちなみにゆきたんたんは、NASを自作しました。
今回は、NASの自作を検討した過程とRaspberry Piのご紹介までです。



NAS(Network Attached Storage)の特徴

そもそもNASとは、Network Attached Storageの略です。
読み方は、そのまま「ナス」です。
ネットワーク上に接続されたハードディスク(HDD)と考えて頂ければ問題ありません。

では、普通のPCに搭載されているHDDとどう違うのか。
NASの特徴は、以下の通りです。

  • PCやスマホなど、ネットワークに接続できる機器から複数同時に接続可能
  • 市販のキットが販売されているので、HDDの購入だけで構築可能
  • 容量はHDDの容量に依存するため、2.0T、3.0Tなど大容量化が可能
  • 妻の写真、私の写真をそれぞれ共有、参照することが可能

NASの導入は早くから考えていましたが、どの機器にするかは結構悩みました。
市販のキットを利用して、自宅でバックアップ環境(RAID)を作るのもいいですね。
一方で、必要最低限のものだけを購入して自作をするのもいいです。


自作NASの検討

ゆきたんたんは、自作NASを作成することにしました。
その理由は、以下の2点です。

  • バックアップ環境(RAID)は必要ない
  • どうせ作成するのであれば、自作でお気に入りのNASを作成したい

NASとしては非力であっても、これらの要件を満たすものを作成したいと考えました。
それぞれの目的は、以下に記載します。

バックアップ環境(RAID)は必要ない

NASを検討した際に一番最初に気にすることは、バックアップ環境(RAID)です。
写真をNASに集めたところで、NAS自体が故障すると目も当てられない状況になります。
そのため、通常であれば、バックアップ環境(RAID)を構築します。

ゆきたんたんは、オンラインストレージにバックアップ環境を作成しています。
具体的には、Amazonのプライム・フォトに写真は全て保存しています。
そのため、万が一NASが故障しても、オンラインから復元することが可能です。
枚数がとても多いため、ダウンロードの際には時間が掛かることにはなりますが。

プライム・フォトの詳細は、後述します。

バックアップ環境が不要となれば、市販キットをわざわざ作成する必要がありません。
自分で好きに作成することができますね。

RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)の概要

簡単に概要だけ、記載します。

RAIDは、複数台のHDDを使用して1台のHDDとして機能する技術です。
組み合わせ方や機能によって、RAID 0からRAID 6までの方式があります。
その中でも、バックアップとしてはRAID 1と言われる機能が有名です。

RAID 1はミラーリングと呼ばれ、2台のHDDに同じ内容を記録します。
例え1台のHDDが故障したとしても、もう1台が残っているので問題なく動作することができます。
このようにバックアップを取ることで、いきなりHDDが壊れるリスクを防ぐことができます。

どうせ作成するのであれば、自作でお気に入りのNASを作成したい

せっかく新しいNASを作成するのであれば、まずは自作して仕組みを理解したいと思いました。
市販のキットは簡単で便利なので、あまり考えずに作成することができます。
それよりは、多少割高になっても、お気に入りのNASを作りたい気持ちが勝ちました。

ゆきたんたんの作りたいNASは、こんな仕様です。

  • 省スペース化
  • NASに見えない見た目

これらを実現するために、Raspberry Piを導入することにしました。
RAIDが不要なので、HDDは1つだけで作成できます。
使用するパーツが少なければ、それだけ小さいNASが作成できますね。


Raspberry Piの活用

Raspberry Piは、手の平に乗るシングルボードコンピュータです。
その実寸は、85.6mm × 56.5mm。
これだけのサイズ感で、パソコンとして機能します。

ディスプレイも不要ですので、ちょっとした市販のバスケットなどに入れることができます。
最終的に出来上がったNASは、こちらです。

Raspberry Pi
NASケース

Raspberry Pi
NASの中身

Raspberry PiはLinuxを搭載するので、ちょっとしたPCの知識が必要になります。
それでも、このサイズ感は魅力的ですよね。
こんな家電に見えない家電、大好きです。

ケーブルが比較的綺麗めにはまとめたつもりですが、お見苦しい画像ですみません。
最終的に録画サーバの機能も載せたため、ケーブルがいっぱいなんです。


プライム・フォトの活用

ゆきたんたんがバックアップ環境を不要とした理由は、プライム・フォトのサービスを利用しているからです。
プライム・フォトは、Amazonプライムに加入することで利用できるオンラインストレージです。
その特徴は、静止画に限り容量無制限である点です。
動画については、5Gまでの容量制限があります。

様々なオンラインストレージサービスがある中で、容量無制限はすごいです。
生まれてから大人になるまで、ずっと写真が保存できます。
Amazonがサービスを継続すれば、という前提がありますが。

プライム・フォトがあればNASは不要ではないのか、というご指摘もありそうですが、そんなことはないのです。
どうにも、プライム・フォトのアプリは使いにくいです。
正確には、閲覧する分には問題ないですが、アップロードがちょっと手間です。
そのため、家庭内ではNASで快適に写真を共有できるようにしています。

あくまでプライム・フォトは、バックアップの用途です。


最後に

以上のような理由で、ゆきたんたんはNASを自作する運びとなりました。
どのような構成で作成するか、検討している頃が面白いですよね。
勿論、組み上がってからは達成感が得られるわけですが。

というわけで、次は作成編を記載したいと思います。
NASの構成から、簡単な組み方まで。

NASは便利な機能ですので、お子さんのいる家庭では導入頂きたいですね。
お子さんが写真を撮るようになったら、尚更面白いかと思います。


以下、関連記事です。

自作NASの作成編は、こちらにまとめています。

ゆきたんたんは、愛娘用の未成年口座も開設しています。
メリットや必要書類については、以下の記事にまとめています。