マネックスカードの投信積立がようやく開始
2022年2月25日、マネックス証券はマネックスカードによる投信積立を開始しました。
マネックス証券では、投信積立サービスは初めてです。
これで、主要ネット証券のクレジットカードによる積立が開始されました。
SBI証券、楽天証券、そしてマネックス証券でサービスを利用できます。
最後発のマネックス証券の魅力は、ポイント還元率です。
常時1.1%の還元率です。
クレジットカードの支払いでも、1%超の還元率は高還元です。
クレジットカードによる投信積立は、非常にお得な制度です。
ただし、投資である以上、リスクが伴います。
きちんとポイントを押さえた上で、お得に利用したいところです。
今回は、マネックスカードの紹介と、投信積立の考え方についてまとめます。
マネックスカードの概要
マネックスカードは、マネックス証券に口座を持つ方のみ申し込み可能なクレジットカードです。
カード利用で還元されるポイントは、マネックスポイントです。
カードの発行は、アプラスが実施します。
マネックスポイントは、マネックス証券内で利用できるポイントサービスです。
そのため、マネックス証券の口座が必須という形です。
マネックスポイントは、1ポイント1円として利用することができます。
マネックスポイントは、マネックス証券内での利用や、仮想通貨に交換することができます。
また、dポイントやAmazonポイントなど、他社ポイントに交換することもできます。
マネックスポイントの活用については、以下の記事にまとめています。
マネックスカード最大の魅力は、ポイント還元率です。
ショッピングによるカード利用は、常時1%還元です。
これは、クレジットカードの中でも高い還元率です。
そして、マネックス証券で積立決済を行った場合、常時1.1%還元です。
クレジットカードの還元率としても、高還元です。
マネックスカードの投信積立サービスの概要
マネックス証券で投信つみたてを行うことができる投資信託は、マネックスカードで決済できます。
対象口座は一般口座、特定口座だけでなく、NISA口座、つみたてNISA口座も対象です。
つみたてNISAで積み立てている方は、決済方法を変更するだけでポイントが獲得できます。
既に他の証券口座でクレジットカードの投信積立を利用していも、併用することができます。
1証券会社において、1月あたり50,000円が設定の上限額です。
マネックス証券、SBI証券、楽天証券でそれぞれ設定した場合、15万円まで投資可能です。
2022年9月時点で15万円を投資すると、以下の還元率となります。
なお、SBI証券と楽天証券とは、還元率が最低となる形で算出しています。
支払うカードや投資対象商品で多少は還元率が増減しますが、特別大きくはありません。
証券会社 | マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.1% | 0.5% | 0.2% |
投資額 | 50,000円 | 50,000円 | 50,000円 |
ポイント還元 | 550ポイント | 250ポイント | 100ポイント |
3社合計で、900ポイントのポイント還元です。
15万円に対して900ポイントの還元のため、還元率で見ると0.6%です。
還元率だけで考えると、大きな還元率ではありません。
しかし、これは投資した金額に対して得ることができるポイントです。
決して、支払った金額に対するポイントではないことが重要です。
投資をしながらポイントももらえる、こんなにお得なことはありません。
最後に
投信積立でポイントがもらえる制度は、大変にお得です。
ただし、投資は貯蓄とは異なり、元本割れする可能性があります。
もらえるポイント以上にマイナスとなってしまう可能性もあります。
その点を踏まえた上で、投資を行う必要はあります。
それでも、消費に対してではなく、投資に対してポイントが付与される点はメリットです。
結局、資産としては増加する可能性があります。
ポイントのために投資をするようでは、本末転倒です。
投資をする中で、ポイントがもらえてお得、と思えるくらいの気持ちが良いと思います。
以下、関連記事です。
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