投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021
現在、市場では様々な投資信託が販売されています。
その数は今も増え続け、全体を把握できないほどになっています。
これから投資を始める人にとっては、選択肢が多すぎる状況です。
投資信託について詳しいブロガーが支持するものは何か。
投信ブロガーによる投票によって決められたランキングが、Fund of the Year 2021です。
毎年、年明けに前年分が発表されています。
当ブログでこのランキングを取り上げるのも、4回目です。
継続は力なりと言いますが、同様に、蓄積が少ないながらも変遷を見ることができます。
今年も2022年1月22日に投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021が発表されました。
結果自体は既にご存知の方も多いかとは思いますが、改めて記載します。
また、気になる投信については、コメントを記載してみます。
結果発表(1位~10位)
いきなりですが、結果発表です。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021は、このような結果となりました。
- 1位(1位) eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 2位(2位) <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 3位(3位) バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
- 4位(9位) eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 5位(12位) iFree レバレッジ NASDAQ100
- 6位(7位)eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- 7位(4位) セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- 8位(11位) 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 9位(14位) たわらノーロード 先進国株式
- 10位(-) SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
カッコ内は、前年度順位を記載しました。
トップ3は、昨年と同じです。
全世界に投資する投資信託が独占する形となっています。
その他、注目すべきは、5位のiFree レバレッジ NASDAQ100です。
NASDAQ100に連動する商品で唯一、トップ10にランクインしています。
しかもこの商品は、レバレッジ商品です。
2021年は投資環境が非常に良く、NASDAQ100のレバレッジは大きな利益を得ることができました。
そのような環境を反映した結果になっているかと思います。
結果発表(11位~20位)
11位以下の結果は、以下の通りです。
- 11位(13位) MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信
- 12位(16位) 結い 2101
- 13位(5位) ひふみ投信
- 14位(6位) eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 15位(-) 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね
- 16位(8位) eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- 17位(11位) 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 18位(-) SBI 全世界株式インデックス・ファンド
- 19位(-) SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド
- 20位(-) eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
11位以下には、SBI商品がランクインしています。
それ以外の商品は前年度順位がないものの、既存の商品です。
2020年の結果はレバレッジ商品が目立ちましたが、今回はレバレッジ商品が少ないです。
レバレッジの動きに魅せられることなく、堅調な積み立てを推す声が多いのかと思います。
実際、2022年3月現在、値動きが激しくなっています。
レバレッジ商品はホールドするだけでなく、利益の出し方を考える必要があります。
実際に購入している投資信託
ゆきたんたんが実際に購入したり、積み立てている投資信託は、以下です。
昨年までランキング常連だったVTIが外れたことで、保有銘柄数は減少しています。
米国株ETFがランキング外という状況は、投資信託だけで十分なラインナップということの裏返しです。
- NISA口座
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 特定口座
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- ジュニアNISA口座
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
現在NISA口座で保有している2つの投資信託は、新規の積み立ては実施していません。
過去に購入した商品を保有している状態です。
非課税期間の満了と共に、売却を考えています。
特定口座の楽天VTIは、楽天証券にて楽天スーパーポイントで購入したものです。
ポイントで購入した投資信託が値上がりすることで、ポイントそのものが持つ価値を引き上げています。
最後に
投資信託の商品数は本当に多く、どれを購入すれば良いか非常に悩みます。
商品ごとの違いが分からないものも多く、本質でない部分で悩むことが多いように感じます。
この賞を参考にするなど、有益な情報を確実に得る必要があります。
昨今のトレンドとして、全世界への投資が挙げられます。
これは好みではありますが、何に投資するか、という選択肢が増えています。
全世界への投資が好みか、日本以外の先進国が好みか。
これは、何を信じられるかというところがポイントです。
少ない手数料で簡単に投資ができる、素晴らしい世界になりました。
投資信託だけで、全世界の主要なインデックスに投資をすることができます。
以下、関連記事です。
eMAXIS Slimシリーズの積み立ては、本当におすすめです。
積み立てを実施するのであれば、つみたてNISA、NISA口座の方が非課税となるため良いです。
少し過去の記事とはなってしまいますが、iFree S&P500については以下の記事にまとめています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の後塵を拝していますが、米国株式に投資する考え方をまとめています。
外国株ETFとしては、IVVがおすすめです。
ゆきたんたん自身はIVVをメインとして積立を行っています。