東証上場ETFという選択肢
ゆきたんたんは、S&P500への投資をおすすめしています。
米国株市場は、過去のマーケットにおいて大きなリターンを示しました。
日本国内からS&P500へ投資する方法は、複数あります。
最終的に投資する指数は同じですが、その利便性に差があります。
どの投資法が良いかは、検討する必要があります。
今回は、S&P500に連動するETFについてご紹介です。
これまでに当ブログでは、外国株と投資信託で投資する方法をご紹介しています。
投資する商品が異なると、どのような違いがあるかをまとめます。
基本的なリターンには、差がありません。
その中で、どこに違いがあるのかをまとめます。
円建てでS&P500に投資する方法
円建てでS&P500に投資する方法は、東証上場ETFか投資信託への投資です。
東証上場ETFには、以下のものがあります。
証券コード | ETF名 |
---|---|
2521 | 上場インデックスファンド米国株式(S&P500)為替ヘッジあり |
1547 | 上場インデックスファンド米国株式(S&P500) |
1557 | SPDR S&P 500 ETF Trust |
1655 | iシェアーズ S&P500 米国株 ETF |
2588 | MAXIS 米国株式(S&P500)上場投信 |
意外と選択肢が多いです。
経費率はいずれも0.1%前後のため、投資信託と比較しても低い数字になっています。
この中でポイントとしては、為替ヘッジをしたい方は2521が候補となります。
為替ヘッジは、為替の影響を受けないようにする仕組みです。
その他の商品や外国株を保有すると、ドル円の値動きを気にする必要があります。
その他、1557については、円建てで米国株のSPYを直接購入する形となります。
米国株と扱いが同じとなるため、東証上場ETFでありながら、外国所得税が発生します。
これは、米国株同様、外国税額控除の対象となります。
1655、2588は、二重課税の問題が解消される見込みです。
税金面においても、ETFはメリットがあります。
ETFと投資信託の違い
ETFと投資信託との違いについて、下表にまとめます。
項目 | ETF | 投資信託 |
---|---|---|
取得価格 | リアルタイムで変動する市場価格 | 1日1回算出される基準価額 |
取得場所 | 証券会社 | ファンドごとに異なる販売会社で、証券会社や銀行など |
信託報酬 | 非上場の投資信託に比べ低い | 一般的にETFより高め |
分配金・配当 | 分配金は課税対象 | 普通分配金は課税対象 |
ETFは株価のように、取引時間中に市場価格が変動します。
取引時間にのみやり取りできる点も、株と同様です。
一方で、投資信託同様、保有時には信託報酬が発生します。
これは、株にはない特徴です。
そして、投資信託との最も大きな違いは、分配金・配当の取り扱いです。
ETFは株同様、分配金・配当は直接受け取る形です。
自動的に再投資を行うことはできません。
投資信託の場合は、直接受け取るか再投資を行うかを選択することができます。
ETFと投資信託の選び方
ETFと投資信託は、大きな違いはありません。
保有している口座の状況に応じて、購入する商品を選択した方が良いです。
具体的には、つみたてNISA講座では、投資信託のみを購入することができます。
これは、制度上の決まりです。
また、毎月の自動積立を行う場合には、投資信託でのみ設定を行うことができます。
投資信託の方が便利に購入することができるように思います。
ETFを選択するメリットは、少ないように思います。
貸株を利用できるなど、投資信託にはないメリットもあります。
それでも、わざわざ購入するほどの魅力は少ないです。
ゆきたんたんは、投資信託を選ぶことが正解だと考えています。
個々人の考えはあるにしても、投資信託を選択して間違いはありません。
最後に
東証上場ETFは、S&P500に投資する際の選択肢として大きな意味を持ちます。
投資信託だけではなく、ETFの形をもって投資することができます。
どの商品が良いか、悩む楽しさが増えました。
最終的には、投資信託に投資する形が無難です。
難しく考えることなく、良質の指数に投資することができます。
インデックス投資は、決して大勝ちをする投資ではありません。
それよりも重要なことは、負けないことであると考えています。
退場することなく、着実に成長するためには、インデックス投資は最適です。
どのような相場環境においても、積立を続けることも大切なことです。
どんな荒波においても、負けない意思の強さは必要です。
以下、関連記事です。
ゆきたんたんは、今年から妻につみたてNISA口座を開設してもらいました。
内容はゆきたんたんが選び、S&P500に投資しています。
マネックス証券では、投資信託を購入することでマネックスポイントが貯まります。
マネックスポイントは、dポイントに変換することができます。
dポイントは、SMBC日興証券で投資を行うことができます。
ポイントを株にすることにより、1ポイント1円以上の価値を持つことができます。
- 作者:水瀬ケンイチ
- 発売日: 2017/12/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)