SBI証券とバンガードの共同ブランドファンド
2019年9月12日、SBI証券はバンガードとの共同ブランドファンドを発売します。
ファンド名は、「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」です。
名前の通り、S&P500に連動する商品です。
最大のポイントは、信託報酬が0.1%を下回る点です。
国内の投資信託の中で、最安です。
S&P500を信託報酬0.1%以下で保有できることは、とても魅力的です。
また、つみたてNISAに対応する予定の商品です。
つみたてNISAの制度開始後は、とても良い投資信託がどんどん発売されます。
つみたてNISAでなくても、購入したくなります。
今回は、この投資信託についてまとめます。
また、S&P500に連動する商品についても、一覧化します。
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドの概要
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドの概要について、まとめます。
項目 | 内容 |
---|---|
ファンド名称 | SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド |
信託報酬率(税込) | 実質的な負担 年 0.09264%程度 |
新規募集期間 | 2019/9/12(木)~2019/9/25(水) |
設定日 | 2019/9/26(木) |
設定・運用 | SBI アセットマネジメント株式会社 |
SBI証券では、バンガードETFを取り入れたEXE-iシリーズを販売しています。
今回もバンガードのETFに投資する商品です。
しかし、名称はEXE-iシリーズではありません。
今回の商品は、米国株のVOOに連動する商品です。
VOOはS&P500に連動するため、結果的にはS&P500に連動する投資信託です。
信託報酬率がとうとう、0.1%を下回ります。
ちなみに、本家VOOは、経費率が0.03%です。
今回のI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドと比較すると、かなり低いです。
資産をドル転する手間をどのように考えるかが、ポイントです。
S&P500連動商品について
S&P500に連動する投資信託は、以下のものがあります。
投資信託 | 信託報酬率 |
---|---|
SBI・バンガード・&P500インデックス・ファンド | 0.09264% |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.162% |
iFree S&P500インデックス | 0.243% |
これらは、構成銘柄の違い、信託報酬率の違いがあります。
発売時期によって、徐々に信託報酬率が下がっています。
最初に発売されたものがiFreeで、SBIは最後発のため差が約0.15%もあります。
基準価格は、同じS&P500に連動するため、基本的に同じです。
そのため、信託報酬率で選択して問題ありません。
先日まで最も信託報酬率が低かったeMAXIS Slimは、順調に純資産額を増加しています。
また、S&P500以外に連動するものの、類似の商品として楽天VTIがあります。
米国市場に連動する商品であり、信託報酬率も低めになっています。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)は、0.1596%です。
米国株のS&P500連動商品について
S&P500は、米国株市場の指数です。
米国株において、S&P500に連動するETFは、多数存在します。
こちらも、どれに投資するかは信託報酬率で決定しても問題ありません。
商品 | 経費率 |
---|---|
VOO | 0.03% |
IVV | 0.04% |
SPY | 0.09% |
発売順は、SPY、IVV、VOOの順番です。
途中で経費率が引き下げられることもありますが、2019年8月時点では発売順です。
いずれにしても、国内の投資信託よりもとても低い経費率です。
最後に
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、とても気になる商品です。
資産をドル転せず、S&P500に投資することができます。
信託報酬率も低くなっているため、これを選んで間違いではない商品です。
気になる点は、現在絶好調のeMAXIS Slimに資産額が追い付けるかです。
どうしても後発となるため、資産額の伸びがきになります。
資産額が伸び悩むということは、単純に売れていないということになります。
また、eMAXIS Slimの信託報酬率の動きも気になります。
業界最低水準の運用コストを掲げているため、信託報酬率の引き下げが想定されます。
いつ発表になるか、楽しみにしたいところです。
とても良い商品ですが、これからの動向が気になるところです。
以下、関連記事です。
eMAXIS SlimシリーズでS&P500に連動する商品については、こちらにまとめています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)です。
ゆきたんたんは、米国株ETFのIVVを積み立てています。
配当をドルで受け取り、再投資することで保有株数を増やします。
投信ブロガーが支持した投資信託は、Fund of the Yearとして発表されます。
eMAXIS Slimシリーズが多数ランクインしています。
- 作者: 篠田尚子
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2019/06/05
- メディア: 単行本
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