投資信託で海外に投資するという選択肢
投資と一口に言っても、様々な商品があります。
株式、投資信託、債券、などなど。
今回はその中でも、投資信託のカテゴリです。
投資信託そのものは、以下のようなものです。
投資信託(ファンド)とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。 「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行います。
つまり、お金を出資して、運用を専門家にお願いする商品ですね。
商品によっては、日本株や外国株など様々な分野に投資をすることができます。
投資信託は多数の商品があるため、本当に気になる商品は自分で選ぶ必要があります。
今回はその中から、米国株に投資するiFree S&P500インデックスをまとめます。
ゆきたんたんもNISAで積み立てている投資信託の一つです。
S&P500とは
S&P500(Standard & Poor's 500 Stock Index)は、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出しているアメリカの代表的な株価指数です。
ニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出されます。
S&P500指数は、年率6.0%以上の上昇をしています。
年率3.0%以上の上昇は投資家でも難しいと言われている中で、この結果です。
ここまで右肩上がりで成長していれば、今後も期待できますね。
ウォーレンバフェットもおすすめ
S&P500は、その模範的な上昇率から世界の機関投資家の運用実績を測定するベンチマークとして幅広く利用されています。
投資の神様ウォーレン・バフェット氏は、自分の死後に備えて、妻に「資金の90%をS&P500に投資せよ」という言葉を残しています。
投資家のようなプロの方は別として、そうでない方はS&P500に投資することで十分な利益が得られるということです。
たくさん勉強をして頑張る投資も面白いですが、ある程度お任せできる投資も良いですね。
最終的な目的はリスクを負ってリターンを得ることですので、どちらが正解というわけではありません。
iFree S&P500インデックスの特徴
iFree S&P500インデックスは、大和証券投資信託委託株式会社から販売されています。
S&P500指数(円ベース)の動きに連動させることをめざして運用を行う商品です。
iFree S&P500インデックスのメリットは、以下の3点です。
- インデックスファンドである
- コストが安い
- 長期積み立てに向いている
それぞれについて、以下に記載します。
インデックスファンドである
投資信託には、2つの種類があります。
- インデックスファンド
- 市場の指数と連動することを目指したファンド
- アクティブファンド
- 市場の指数以上の成績を目指したファンド
アクティブファンドの方が成果が出やすいですが、コストも高いです。
一方でインデックスファンドは、指数が上昇すれば成果も上昇するので分かりやすく、コストが低いです。
ゆきたんたんは、よほどのファンドでない限り、インデックスファンドをおすすめします。
アクティブファンドもいいファンドはありますが、どうしてもコストが割高に見えてしまいます。
コストが安い
これは既に前述していますが、インデックスファンドであるがためにコストは低めに設定されています。
投資信託へ投資を行う場合、次の手数料が発生します。
- 購入時
- 購入時手数料 無料
- 保有期間
- 運用管理費用 下表にまとめます
- 売却時
- 換金時手数料 無料
保有期間中に支払う運用管理費用(信託報酬)は、同じくS&P500に投資する他ファンドと比較しても低水準です。
保有残高に対して、年率で手数料が発生します。
ファンド名 | 信託報酬 |
---|---|
iFree S&P500インデックス | 0.24% |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.17% |
iシェアーズ 米国株式インデックス | 0.41% |
米国株式インデックス・ファンド | 0.49% |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、2018年7月3日に設定される新しいファンドです。
このファンドが発売することで、iFree S&P500インデックスの信託報酬が引き下げられるかに注目です。
長期積み立てに向いている
難しい話を抜きにしても、S&P500は米国経済と連動した指数と言えます。
今後の米国経済が上昇すると思う方は、iFree S&P500インデックスに投資をして良いと考えます。
上下動を繰り返す日本経済よりは、成長の見込みが高いと思います。
また、コストが低い点も、長期積み立てに向いていると考える理由です。
つみたてNISAでの積み立てに向いたファンドであると考えています。
他の指数との比較
S&P500指数に連動するファンドで一番良いのはiFree S&P500インデックスであると考えていますが、他の指数との比較をしてみます。
投資先の国別に考えると、以下の通りです。
- 米国
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 先進国(米国含む)
- ニッセイ外国株式インデックスファンド
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- 全世界
- 野村つみたて外国株投信
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
おそらく一番のライバルは、楽天・全米株式インデックス・ファンドです。
米国株約4,000銘柄に投資し、信託報酬0.17%と低いです。
VTI(海外ETF)に投資するだけという、分かりやすいファンドです。
どのファンドが一番良いかは、正直好みだと思います。
20年後、30年後にどれが良いかと思えるか、です。
最後に
インデックスファンドの中で、個人的に大好きなiFree S&P500インデックスをご紹介しました。
今まではS&P500指数に連動するファンドが少なかったため、非常におすすめでした。
米国株に投資する場合は、楽天・全米株式インデックス・ファンドが分かりやすく低報酬のため大人気になっています。
また、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が新設されるなど、素敵な投資先が増えています。
これを受けて、iFree S&P500インデックスがどのような動きを見せるか。
今後、非常に注目です。
世界のマーケットで戦ってきた僕が米国株を勧めるこれだけの理由
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