S&P500連動ETFは、王道の投資
インデックス投資の中でも、代表的な株価指数はS&P500です。
NYSE、NYSE MKT、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出されています。
全体としては、時価総額加重平均型株価指数です。
投資家のウォーレン・バフェット氏は、投資に詳しくない人はS&P500への投資すをおすすめしています。
妻に対しては、「資金の90%をS&P500に投資せよ」との言葉を残したことでも有名です。
個別株の多くは、S&P500よりも好成績を残すことができていません。
このS&P500に連動するETFは、各運用会社から販売されています。
ブラックロックのIVV、バンガードのVOO、ステートストリートのSPYがあります。
いずれも同一のインデックスに連動するため、値動きに差異はほとんどありません。
では、この3つのETFの違いはどこにあるのか。
それは、経費率と配当利回りです。
それらを踏まえて、ゆきたんたんはIVVをおすすめしています。
今回はそんなIVVについて、ご紹介です。
IVVの概要
IVVは、ブラックロック社が設定するiシェアーズ・コア S&P 500 ETFです。
冒頭に記載していますが、S&P500に対してインデックス運用を行います。
組み入れ銘柄は、大型株が中心です。
日本でも有名な企業が多数含まれています。
経費率は、わずか0.04%です。
国内の投資信託では、eMAXIS Slimシリーズが手数料で最安ですが、いずれも0.1%を超えています。
それと比較すると、0.04%という数字がいかに小さいか分かります。
ちなみに、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は経費率0.160%です。
日本円からS&P500に投資した場合、その分の経費が発生するという形になります。
経費率と配当利回りの実績
IVVの経費率と配当利回りについて、他のETFとの比較で記載します。
以下の通りです。
ETF | 設定日 | 資産総額 (十億 USD) |
経費率 | 配当利回り |
---|---|---|---|---|
SPY | 1993/01/22 | 261.137 | 0.09% | 1.89% |
IVV | 2000/05/19 | 160.761 | 0.04% | 1.81% |
VOO | 2010/09/09 | 102.101 | 0.04% | 1.87% |
いずれのETFも、資産総額がとても大きいです。
SPYは米国株ETFの1位、IVVが2位です。
VOOは2010年に設定された、比較的新しいETFのため資産総額は追い上げ中です。
2018年10月16日時点では、IVVの配当利回りが一番小さくなっていました。
それでも、誤差の範囲かと思います。
IVVの株価
IVVのチャートは、綺麗な右肩上がりを描いています。
今後もこの成長が持続する保証はどこにもありませんが、過去の実績は一つの目安です。
このチャートの力強さがS&P500の魅力です。
リーマンショック時に少し落ち込んだことはありますが、その後は順調に伸びています。
IVVの組み入れ銘柄
2018年10月16日現在、VYMの組み入れ銘柄の上位10銘柄は以下の通りです。
ティッカー | 銘柄名 | 業種 | 保有比率(%) |
---|---|---|---|
AAPL | APPLE INC | 情報技術 | 4.29 |
MSFT | MICROSOFT CORP | 情報技術 | 3.58 |
AMZN | AMAZON COM INC | 一般消費財・サービス | 3.14 |
BRKB | BERKSHIRE HATHAWAY INC CLASS B | 金融 | 1.72 |
FB | FACEBOOK CLASS A INC | 通信 | 1.61 |
JNJ | JOHNSON & JOHNSON | ヘルスケア | 1.54 |
JPM | JPMORGAN CHASE & CO | 金融 | 1.54 |
GOOG | ALPHABET INC CLASS C | 通信 | 1.45 |
XOM | EXXON MOBIL CORP | エネルギー | 1.45 |
GOOGL | ALPHABET INC CLASS A | 通信 | 1.43 |
いずれも、有名な企業ばかりです。
IVVを購入することで、これらの個別株に少しずつ投資できる形となります。
IVVの資産構成
IVVの業種別、資産構成は以下の通りです。
こちらも、上位10業種です。
業種 | 保有比率(%) |
---|---|
情報技術 | 20.74 |
ヘルスケア | 15.19 |
金融 | 13.34 |
通信 | 10.02 |
一般消費財・サービス | 10.00 |
資本財・サービス | 9.66 |
生活必需品 | 6.85 |
エネルギー | 5.97 |
公益事業 | 2.99 |
不動産 | 2.66 |
S&P500の全体的な構成と同じです。
情報技術が20%を占めていることからも、アメリカの経済が成長する理由が分かります。
最後に
IVVは、ゆきたんたんのおすすめETFです。
毎月の積み立てを行い、徐々に保有数を増やしています。
積立は、今後も継続する予定です。
米国株の個別銘柄もいくつか保有していますが、それらはある意味で趣味です。
IVVをメインとしたインデックス投資こそが、長期で見た場合のリターンが大きいと考えています。
毎日張り付いて、適切にトレードを行うことを不要としたいと考えていますので。
投資は自己責任です。
その上で、IVVであれば、手堅く資産を増やせるのではないかと考えています。
以下、関連記事です。
米国株に投資をして、貯金を増やすことについてまとめています。
こちらの記事でもIVVは記載していますが、資産を増やすことをメインに書いています。
日本の投資信託でも、S&P500に対してインデックス投資を行うことができます。
eMAXIS SlimにもS&P500が登場したため、iFree側の動向が気になります。
米国株に投資を行うのであれば、マネックス証券がおすすめです。
NISA口座であれば、米国株の手数料がキャッシュバックされます。
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