オンラインストレージは、様々なサービスが存在する
現在、オンラインサービスは複数の企業が個人向けに提供しています。
Google、Amazon、Microsoftなどの企業が参入しています。
オンラインストレージは、多くのサービスが無料で利用することができます。
無料で利用できる容量は、各サービスによって異なります。
各社とも、無料分で容量が足りない場合には、追加の容量を購入する形になります。
利用するストレージは、増加することは簡単ですが、減少することは難しいです。
そのため、企業側としては、一度有料に移行した方からは安定して料金を支払ってもらえます。
また、オンラインストレージをきっかけに、自社サービスを使ってもらう狙いがあります。
今回は、オンラインストレージで有名な4つのサービスを比較します。
Google Drive、Amazon Drive、OneDrive、Dropboxです。
iCloudはOS依存の部分が大きいため、Windowsでも問題なく利用できますが除外しました。
オンラインストレージサービスの比較
改めて、今回利用する4つのストレージサービスは以下の通りです。
ストレージサービス | 提供企業 | 無料の容量 |
---|---|---|
Google Drive | 15GB | |
Amazon Drive | Amazon | - |
OneDrive | Microsoft | 5GB |
Dropbox | Dropbox | 2GB |
Amazon Driveは、Amazonプライム会員が利用できるサービスです。
無料で始められるサービスではありませんので、無料の容量は「-」としました。
Amazonプライム会員であれば、5GBを利用することができます。
無料の容量だけを見ると、Google Driveの容量が大きいです。
Gmail、Googleフォトとの共用のストレージとなりますが、15GBは十分です。
これ以上の容量が必要な場合には、有料のプランに移行することも検討の対象です。
各サービスについて、以下に記載します。
Google Drive
Google Driveの容量と有料プランは、以下の通りです。
プラン | 月額 | 年額 |
---|---|---|
15GB | 無料 | 無料 |
100GB | 250円 | 2,500円 |
1TB | 1,300円 | 13,000円 |
有料プランの数は少なく、100GBか1TBを選ぶ形となります。
1TBでも年額13,000円であれば、NASを作成するよりお得にも感じます。
自宅にNASを構築すると、運用や管理に気を使います。
そういった部分を一切気にすることがなくなるため、決して高くない出費です。
Google Driveでは、以下のアプリケーションを利用することができます。
- Googleドキュメント
- Googleスプレッドシート
- Googleスライド
いずれも、OfficeのWord、Excel、PowerPointに相当するサービスです。
個人で利用する分には、これらのサービスで十分に活用できます。
ゆきたんたん自身、Googleスプレッドシートで家計簿をつけています。
なお、Google Driveの有料プランは、Google Oneとして刷新されます。
新しい情報が分かりましたら、改めて記事化します。
Amazon Drive
Amazon Driveの容量と有料プランは、以下の通りです。
プラン | 月額 | 年額 |
---|---|---|
5GB | - | 無料 |
100GB | - | 2,490円 |
1TB | - | 13,800円 |
2TB | - | 27,600円 |
3TB | - | 41,400円 |
4TB | - | 55,200円 |
5TB | - | 69,000円 |
6TB | - | 82,800円 |
7TB | - | 96,600円 |
8TB | - | 110,400円 |
9TB | - | 124,200円 |
10TB | - | 138,000円 |
20TB | - | 276,000円 |
30TB | - | 414,000円 |
Amazon Driveでは、支払方法が年額のみとなります。
ストレージは、最大30GBまで選択することができます。
最大容量の大きさでは、他のサービスより頭一つ抜けています。
Amazonプライム会員の場合は、プライムフォトというサービスを利用することができます。
プライムフォトでは、画像データをアップロードしてもAmazon Driveの容量を使用しません。
これにより、画像データを含めると容量以上にファイルを格納することが可能です。
OneDrive
OneDriveの容量と有料プランは、以下の通りです。
プラン | 月額 | 年額 |
---|---|---|
5GB | 無料 | 無料 |
50GB | 249円 | - |
1TB | 1,274円 | 12,744円 |
OneDriveの1TBプランでは、Office 365をオンラインで利用することができるようになります。
1TBの容量と、Officeも利用できてこの値段であれば、十分に検討に値します。
価格設定は、Google Driveを意識したものであると思います。
OneDriveは、2015年頃は無料の容量が15GBありました。
また、容量無制限プランもありました。
一部のユーザが大量にストレージを利用したため、サービスの継続は不可能と判断されました。
当時から利用しているユーザは、無料の容量を15GBのまま維持することができています。
カメラロールというスマホとの自動同期のサービスを利用した方は、さらに+15GBすることができます。
最大30GBのまま、今日までサービスを維持することができています。
ゆきたんたんも、無料で30GB利用することができています。
OneDriveはOfficeファイルとの親和性が高いため、多数のファイル形式をアップロードしています。
オンライン上でOfficeソフトを起動することができる点も、OneDriveのメリットです。
Dropbox
Dropboxの容量と有料プランは、以下の通りです。
プラン | 月額 | 年額 |
---|---|---|
2GB | 無料 | 無料 |
1TB | 1,200円 | 12,000円 |
2TB | 2,400円 | 24,000円 |
Dropboxは無料の容量が2GBからスタートします。
カメラアップロードや友達への紹介を行うと、容量を追加することができます。
最大で20GBまで追加することが可能です。
一手間はありますが、無料のままで20GBまで利用できる点は便利です。
Dropboxは、オンラインストレージサービスの老舗です。
ファイル履歴や共有機能など、複数名で利用することを前提にサービスが提供されています。
多機能でありながら、シンプルなインターフェースで直感的に利用できます。
ゆきたんたんは、ブログの元ネタをDropboxで同期しています。
パソコンに保存したファイルが自動同期されるため、ファイルのバックアップは最適です。
20GBまでは容量を拡張していないため、画像データの保存には不向きです。
限られた容量に何を保存するかは、検討する必要があります。
最後に
各オンラインストレージサービスと、追加できる容量とその料金をまとめました。
最近のサービスは、1TBの容量まで視野に入れてプランが設定されています。
ゆきたんたんはまだまだファイル数が少ないため、1TBの有料プランは不要です。
撮影した写真が増えて、いつか必要になる日もくるのでしょうか。
自作NASもあるため、そこまでは膨らまないかと思いますが、というところですね。
ストレージの価格は、これからもどんどん下がるかと思います。
1TBのHDDも容易に入手できる時代になりました。
10年前では、とても考えられなかった時代です。
これからの時代、これらのサービスがどのように進化するか楽しみです。
ユーザ側の視点としては、安く便利に利用できれば嬉しいです。
また、通信環境が進歩して通信速度が速くなれば言うことなしですね。
そうなった時には、ファイルの保管方法など最適な手法を検討する必要がありそうです。
その意味では、今は今の最適な運用方法を検討してみてはいかがでしょうか。
以下、関連記事です。
Amazon Driveは、プライムフォトを利用することでバックアップに最適となります。
プライム会員であれば、利用すべきサービスの1つです。
Google Driveは、ゆきたんたんも利用しています。
メインの利用方法としては、家族との写真の共有です。
ゆきたんたんは、自作NASを作成しています。
自作NASとAmazon Driveとで、どちらかがダメになっても写真が消えないようにしています。
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