自作サーバを作成したら録画もしてみたい
ゆきたんたんは、NASとして利用することを目的として自作サーバを作成しました。
Raspberry Piを利用して、サーバを構成しています。
NASとしては愛娘の写真をどんどん追加して、妻と共有しています。
容量が3Tあるため、ピンボケ写真も含めてとにかく保存します。
見返す際には、ピンボケ写真も含めて味がある写真になっています。
しかし、容量が3Tもありながら画像だけというのも、勿体ない使い方です。
これが5年、10年と長期運用すれば話は別かもしれませんが、まだ1年目です。
まだまだ容量に余裕があるため、録画機能を追加することにしました。
今回は、録画サーバの構成に必要なものと活用についてまとめます。
そもそもRaspberry Piに載せるため、最低限の構成となっています。
- 自作サーバを作成したら録画もしてみたい
- 録画サーバの概要
- 録画サーバのメリット
- 録画サーバの構成
- ChinachuとMirakurunのインストール
- 録画サーバを作成した感想
- nasneとの比較
- 最後に
録画サーバの概要
そもそも録画サーバとは、PCでテレビ番組を録画・再生するためのサーバです。
アンテナケーブルを直接サーバに接続し、サーバ上で録画を行います。
録画した番組は、PCやスマホから再生することができます。
また、現在放送されている番組については、ストリーミング配信を行うことができます。
レコーダーとの違いは、家庭内のLAN上のPC、スマホで録画した番組を再生できる点です。
テレビと接続することが前提となるレコーダーは、出力先がテレビに限られます。
ただし、最新のレコーダーであれば、録画した番組をスマホで観ることができます。
どんどん便利な世の中に変わっていきます。
こうなると、録画サーバをわざわざ自作する理由は少なくなります。
録画サーバのメリット
それでも録画サーバを自作するメリットは、以下の4点です。
- テレビのない場所にも設置できるため、設置場所を選ばない(アンテナケーブルは必要)
- 既存のサーバがある場合、パーツの追加で実現可能
- 好きなユーザインタフェースを選択することができる
- 仕組みを考えながらもの作りができる
ゆきたんたんの場合、NASを目的にサーバを作成する理由がありました。
そのため、録画サーバを作成することも割と簡単でした。
結局は、趣味の世界です。
ゆきたんたんはレコーダーを持っているため、録画環境には困っていないです。
あくまで、自分で作ってみたいという興味のある方は、おすすめです。
録画サーバの構成
録画サーバは、以下のパーツを追加することで実現しています。

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実は、これだけです。
たった3つのパーツの追加で構成的には実現することができます。
予算的には、全部で7,000円くらいです。
ソフトウェアについては、色々追加する必要があります。
B-CASカードの入手について
地上デジタル放送を録画・再生するためには、B-CASカードが必要です。
B-CASカードはテレビやレコーダーに同梱されていて、市販はされていません。
録画サーバを作成する上で、一番必要なパーツと言っても過言ではありません。
これがないと、地上デジタル放送を観ることはできません。
テレビやレコーダーを買い替えている方は、余っているB-CASカードがあるかと思います。
ゆきたんたんは、テレビを買い替えた際のB-CASカードが余っていました。
B-CASカードをお持ちでない方は、以下の方法で入手することができます。
公式HPより引用です。
B-CASカードの破損、紛失、または盗難等により再発行が必要になった場合は、再発行費用は2,050円(送料、消費税込み)となります。HPからお申込み可能です。
B-CASカードが付属していない中古機の購入についても、同様の取り扱いです。
再発行費用はかかるものの、決して入手困難ではありません。
ChinachuとMirakurunのインストール
ソフトウェア面では、以下の2つのソフトウェアをインストールします。
- Chinachu
- 録画予約・管理ツール
- Mirakurun
- チューナーサーバー
相変わらず、難しい話は抜きにします。
Chinachuは、録画予約や管理などUIを司るソフトウェアです。
そして、Mirakurunは、ストリーミング配信や録画を行うソフトウェアです。
両方を設定することで、番組表からの録画予約やストリーミング配信が可能となります。
録画サーバを作成した感想
録画サーバを実現すると、ブラウザから番組表を確認することができます。
ここから録画予約やストリーミング配信を観ることができます。
実は、この番組表自体が一番便利だったりします。
インターネット上で一番簡単に閲覧することが可能です。
実際にストリーミング配信や録画については、必要最低限のことはできます。
おおよそ1時間程度は、PCから視聴することができます。
それ以上は、Raspberry Pi側の性能の都合でコマ落ちします。
これはサーバ側の性能が低いため、多少は仕方ない部分です。
nasneとの比較
録画サーバを自作するにあたって、一番悩んだ部分です。
市販されているnasneは、はっきりと言えば録画サーバです。
視聴するためのソフトウェアなど、独自のアプリに限定されている部分があります。
それを除けば、とても良い製品だと思います。

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結局は、録画サーバを自作するかどうか。
その1点次第です。
難しいことが苦手であれば、素直に最新のレコーダーを購入すれば良いと思います。
また、ちょっとでも録画サーバが気になるのであれば、nasneで十分です。
それよりも、実際にもの作りに興味がある方は、自作してみましょう。
最後に
録画サーバを自作した最大のメリットとして、ブラウザから番組表が確認できます。
これは作る前には想定していなかったメリットです。
録画サーバ導入前は、番組表のサイトやアプリにわざわざアクセスしていました。
それが最近では、ブラウザから確認する点は変わりませんが、1アクションで番組表が確認できます。
ローカルでのアクセスになりますので、爆速です。
計画して、作成するまでが楽しい録画サーバですが、この楽しさは伝わりにくいと思います。
そのため、概要部分を記事にしてみました。
この記事で、家庭内にサーバを立てることに興味を持つ方が増えれば嬉しいです。
以下、関連記事です。
既に記事内にもリンクを貼っていますが、NASを作成した記事はこちらです。
先日、Surface Proを購入しましたので、そのことについてもまとめています。
はてなブログでは、マークダウンを使用することができます。
Windowsの話とはなりますが、DropboxとVisual Studio Codeを活用してはてなブログを書く方法はこちらです。