株主優待狙いの売買は、早め早めに行動する
4月のおすすめ株主優待をまとめます。
株主優待銘柄は、権利付最終日に向けて価格が上昇する傾向があります。
また、権利落ち後は株価が急落します。
そのため、早めに狙った銘柄は購入した方が良いです。
場合によっては、値上がり益を得た方がお得なケースもあります。
4月は、権利確定となる銘柄が極端に少ない月です。
子育て世帯向けのおすすめ銘柄について、3つをご紹介します。
対象が少ないため、今回はあまり子育て世帯向けに特化できていない気もします。
権利付最終日は4月27日(月)
株主優待の権利を得るためには、権利付最終日(=権利確定日の3営業日前)までに株を購入する必要があります。
権利付最終日までに株を購入することで権利確定日に株主名簿に載ります。
権利確定日とは、株主として株主名簿に名前が記載される日です。
株主優待や配当、株式分割などの権利が得られます。
【2695】くらコーポレーション
まずは、くらコーポレーションです。
株主優待は、優待食事券です。
権利確定月は、4月のみの年1回です。
日付 | 株価 |
---|---|
2020年3月30日 | 4,040円 |
2019年3月28日 | 5,160円 |
株価は、4,040円です。(2020年3月30日現在)
株主優待を得るためには、最低404,000円が必要です。
保有株数 | 株主優待 |
---|---|
100株以上 | 優待食事券(500円)5枚 |
200株以上 | 優待食事券(500円)10枚 |
500株以上 | 優待食事券(500円)20枚 |
回転寿司チェーンの中で、くら寿司は4月に株主優待があります。
株価は比較的高めではありますが、直近の株価は比較的お手ごろになっています。
このタイミングでの投資は、株主優待だけで購入するには勇気が必要です。
【2910】ロック・フィールド
続いて、ロック・フィールドです。
株主優待は、自社ファクトリー・オフィスへの招待(応募者多数の場合は抽選)です。
権利確定月は、4月、10月の年2回です。
日付 | 株価 |
---|---|
2020年3月30日 | 1,514円 |
2019年3月28日 | 1,668円 |
株価は、1,514円です。(2020年3月30日現在)
株主優待を得るためには、最低151,400円が必要です。
保有株数 | 株主優待 |
---|---|
100株以上 | 自社ファクトリー・オフィスに招待 |
4月のみ、おそうざい券がもらえます。
株主優待としては、こちらがメインです。
ちなみに、2017年4月以降から起算して5年以上継続保有の場合、1,000円増となります。
保有株数 | 株主優待 |
---|---|
200株以上 | 1,000円相当 |
500株以上 | 3,000円相当 |
1,000株以上 | 10,000円相当 |
3,000株以上 | 15,000円相当 |
5,000株以上 | 30,000円相当 |
ロック・フィールドは、RF1や神戸コロッケを展開する会社です。
百貨店の地下等で見たことある方も多いと思います。
ちょっとお値段が高くて手が出ないお惣菜も、おそうざい券があれば簡単に手が届きます。
ロック・フィールドは中食に関連する銘柄のため、株価があまり下がっていません。
元々お手ごろな銘柄ではありますが、株価が変動しないことは1つの魅力です。
【9603】エイチ・アイ・エス
最後は、旅行会社大手のH.I.Sです。
株主優待は、株主優待券とテーマパークの入場割引券です。
権利確定月は、4月、10月の年2回です。
日付 | 株価 |
---|---|
2020年3月30日 | 1,419円 |
2019年3月28日 | 4,015円 |
株価は、1,419円です。(2020年3月30日現在)
株主優待を得るためには、最低141,900円が必要です。
保有株数 | 株主優待 |
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100株以上 | 株主優待券(1,000円)2枚 |
500株以上 | 株主優待券(1,000円)4枚 |
1,000株以上 | 株主優待券(1,000円)6枚 |
株主優待券(1,000円)は、12,000円以上の旅行商品で1人1枚が利用可能です。
24,000円以上で1人2枚利用可能になります。
また、以下の株主優待ももらえます。
保有株数 | 株主優待 |
---|---|
100株以上 | 「ハウステンボス」入場割引券(500円)1枚 「ラグーナテンボス」入場割引券(500円)1枚 ※各1枚で5名まで利用可 |
旅行商品に利用できる株主優待券は、もらっておいて損がない商品です。
そうは言っても、新型コロナウイルスの影響により、株価は大きく下がっています。
このタイミングでの購入は、リスクがあります。
最後に
4月は10月同様、対象が本当に少なく、選択に苦労しました。
相変わらずですが、QUOカードといった、金券は面白くないので除外しています。
今回の4月分は、外食が1つ、食品関連が1つ、旅行関連が1つというご紹介です。
いずれも、子育て世帯では発生し得る出費だと考えています。
必ず発生する出費に対してこそ、株主優待でお得度を高めたいと考えています。
新型コロナウイルスによる株価の下落を受けて、株主優待としては手が出やすいです。
他方、落ちてくるナイフを拾うな、という有名な格言もあります。
このような相場では、購入のタイミングが難しいです。
長期保有を目的にするのであれば、十分にお得に購入できるタイミングです。
以下、関連記事です。
おすすめの株主優待について、昨年の5月分はこちらです。
5月の株主優待も件数は少なめです。
株主優待生活を始めるにあたっては、証券口座の開設が必要です。
ネット証券であるマネックス証券の紹介は、こちらです。
株主優待は長期保有でお得になるケースがあります。
長期保有に向けては、株価の値上がりを見据えるとNISA口座で保有した方がお得です。
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