eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)はバランス型投資信託の決定版

投資信託の中には、バランス型のものがあります。
8資産均等は、8つの資産に対して均等に投資を行う投資信託です。
各資産は、それぞれの指数に連動するよう運用されます。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、バランス型の中でもおすすめの投資信託です。
投信ブロガーが選ぶ「Fund of the Year 2017」の第5位にランクインしています。
eMAXIS Slimということで、ノーロードかつ信託報酬率が最も低くなっています。

今回は、バランス型投資信託についてまとめます。
その中でも、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)についてご紹介です。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の特徴

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、以下の8つの資産に対して均等に投資します。
いずれも、投資割合は12.5%ずつです。

投資対象	投資割合	指数名
国内株式	12.5%	東証株価指数(TOPIX)
先進国株式	12.5%	MSCI コクサイ・インデックス
新興国株式	12.5%	MSCI エマージング・マーケット・インデックス
国内債券	12.5%	NOMURA-BPI
先進国債券	12.5%	FTSE世界国債インデックス(除く日本)
新興国債券	12.5%	東証REIT指数(配当込み)と連動する投資成果をめざして運用を行います。
国内リート	12.5%	JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド
先進国リート	12.5%	S&P先進国REITインデックス(除く日本)

いずれも、各指数に連動するインデックス型投資信託と考えることもできます。
結果的には1つの基準価格に集約されるため、合成されたインデックスに連動する投資信託です。

各投資対象を大別すると、以下の資産となります。

株式と債券が同じ割合で37.5%となっています。
また、若干割合は下がるものの、REITが25.0%も含まれています。
全体的に、REITの割合が大きいように感じられます。

資産均等型であるため仕方ない部分はありますが、もう少し株式の割合が高くても良いと思います。
長期的に積立を行うことを考えると、リスクが高くても問題ありません。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)のメリットは、以下の3点です。

この投資信託を積み立てることで、自動的にリバランスを行うことができます。
常に資産の割合は、12.5%ずつで保たれます。
ポートフォリオを考えることなく、積立ができる点が一番のメリットです。

また、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の信託報酬率は0.159%です。
純資産総額は、181.99億円です。
信託報酬率が低く、純資産総額が大きいため、安心できる投資信託です。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)のデメリットは、たった1点だと考えています。

投資信託の特徴として、8資産均等であることが挙げられます。
この点こそが、デメリットであると考えています。
個人的には、前述の通り、株式の割合が低いと感じています。

そのため、この投資信託だけを購入すれば良いというものではありません。
他の投資信託等でポートフォリオの割合を検討した上で、サブとして購入する投資信託かと思います。
ゆきたんたん自身、少額で積立を行っています。

バランス型投資信託は、8資産均等型や株式と債券が1対1のものがあります。
どのようなポートフォリオにしたいか、それによって商品がことなります。
今回は、8資産均等型であるeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)について、まとめました。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は信託報酬率が低いため、8資産均等型が良ければこの商品がおすすめです。
他の8資産均等型の投資信託と比較した場合、気になる点は信託報酬率と連動する指数の違いです。
反対に言えば、バランス型投資信託の場合は、それくらいしか違いがないと言えます。

バランス型投資信託は、初心者向けの投資信託として紹介されることもあります。
しかし、実際の特徴は、決して初心者向けではないように思います。
オールインワンのパッケージになっていますが、パッケージだからこそのメリット・デメリットがあります。

その点を理解した上で、積立を行って頂ければと思います。
投資は自己責任でお願いします。

以下、関連記事です。

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