NASDAQ100連動、有名企業を集めた海外ETF
NASDAQ100という株価指数があります。
NASDAQに上場する非金融銘柄の時価総額上位100銘柄で算出される株価指数です。
NASDAQの特徴としては、IT関連企業の占める割合が高いです。
そのため、株価指数の乱高下が激しいです。
直近のチャートで言うと、綺麗な右肩上がりを描いています。
このQQQは、値上がり益を狙うETFであると考えています。
一定期間保有し、必要なタイミングでの売却をおすすめします。
これまで当サイトでは、値上がり益を重視したETFは紹介しておりませんでした。
今回は、QQQについて概要をまとめます。
正式には、インベスコQQQトラスト・シリーズ1という名称です。
旧パワーシェアーズ 100トラスト・シリーズ1ですが、やはりQQQの印象が強いです。
QQQの概要
QQQは、インベスコ社が設定するNASDAQの上位100銘柄に対して投資を行うETFです。
ここで、金融銘柄は除外されています。
ベンチマークは、NASDAQ100指数です。
経費率は、0.20%です。
これまでご紹介したバンガード社のETFよりは高い経費率ですが、全体から見れば低い方です。
QQQの組み入れ銘柄
QQQの組み入れ銘柄の中でも、上位10銘柄は以下の通りです。
銘柄 | 比率(%) |
---|---|
Apple Inc. | 12.80 |
Amazon.com Inc. | 10.82 |
Microsoft Corp. | 10.05 |
Alphabet Inc. | 4.75 |
Facebook Inc. | 4.45 |
Alphabet Inc. | 4.09 |
Cisco Systems Inc. | 2.64 |
Intel Corp. | 2.58 |
NVIDIA Corp. | 1.97 |
Comcast Corp. | 1.87 |
組み入れ銘柄としては、Apple、Amazon、Microsoft、Alphabet(Google)が目を引きます。
それぞれ、約10%ほどの比率で組み入れられています。
Facebookも含めて、ハイテク株で45%を占める結果となっています。
これこそが、指数が好調な理由でもあるわけですが。
念のためですが、Alphabet(Google)が2つ登場するのは、GOOGとGOOGLの2銘柄があるからです。
この2銘柄の違いは、議決権の有無ですので、実際はほとんど変わりません。
QQQのセクター別構成比
QQQのセクター別構成比は、以下の通りです。
セクター | 比率(%) |
---|---|
テクノロジー | 43.87 |
電気通信 | 22.39 |
消費財 | 16.59 |
ヘルスケア | 9.46 |
生活必需品 | 5.65 |
資本財 | 2.04 |
QQQは、テクノロジーを中心に投資していることが分かります。
米国株式市場の中でも、勢いのあるセクターです。
金融のセクターがないため、全体的に偏っているように感じます。
ですが、だからこそ、勢いの出る右肩上がりのETFです。
QQQの株価
各種概要について説明しましたが、結局大切なのは株価です。
5年間で、約100ドル増加しています。
100ドルの増加は、本当にすごいです。
QQQは綺麗な右肩上がりを描いていますが、短期的に利益を出せるETFです。
最後に
QQQは、これまでにご紹介したETFと異なり、値上がり益を求めた方が良いETFです。
投資対象がNASDAQ100と、限られた範囲になっていることが理由です。
VTやVTIであれば、可能な限り広く投資を行うことになりますので。
勿論、QQQも長期投資対象として適切です。
確実に右肩上がりですし、投資するのとしないのとでは、全然違います。
ハイテク株を個別株で購入しようとすると、投資額が大きくなります。
そこで、ETFを利用するという方法は適切かと思います。
QQQの半分以上は、有名IT企業という内訳です。
投資は自己責任ですが、こうして知っている企業に投資するのは面白いです。
きちんと投資している実感がありますので。
以下、関連記事です。
ゆきたんたんのおすすめETFは、IVVです。
こちらの記事でIVVについてご紹介しています。
高配当ETFのVYMについては、こちらでご紹介しています。
株価の伸びも大切ですが、高配当で長期保有という投資法はいかがでしょうか。
米国株に投資を行うのであれば、マネックス証券がおすすめです。
NISA口座であれば、米国株の手数料がキャッシュバックされます。
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