2018年9月10日 マネックス債発行
2018年9月10日、マネックス債が発行されます。
マネックス債とは、マネックス証券が発行する個人向け社債です。
今回のマネックス債は、愛称として秋祭りが付与されています。
利率が観測日の気温に応じて、最低0.10%~最高1.00%の間で決定する気温連動型債券です。
売出期間は、2018年9月10日から9月14日の5日間です。
期間は1年で、1万円から購入可能となっています。
マネックス債は個人向け社債として、利率が高く人気です。
今回は、該当期間に夏日となることで金利が上昇するユニークなタイプです。
昨年は同タイプの「夏祭り」が発売され、申込期間初日に完売しています。
今回はマネックス債 秋祭りの概要について、まとめてみます。
債券の仕組みとは
そもそも債権とは、どのような仕組みなのか。
野村証券の公式HPより、一部引用します。
債券は、国、地方公共団体、企業、または外国の政府や企業などが一時的に、広く一般の投資家からまとまった資金を調達することを目的として発行するものです。資金調達するために発行するという点では、株式と目的は同じですが、あらかじめ利率や満期日などが決められて発行される点がちがいます。債券を購入すると、定期的に利率分の利子を受け取ることができます。そして、満期日を迎えると、額面金額である償還金を受け取ることができます。
債券は、満期日に額面金額が返金されることが約束されています。
そのため、利子収入を目的に資産運用をすることができます。
社債の場合は、発行体である企業が倒産した場合等に、元本割れする可能性があります。
定期預金ではないため、一定のリスクはありますが、金融資産としては安全性が高いです。
個人向けマネックス債 秋祭りの概要
今回発行される個人向けマネックス債 秋祭りの概要については、以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
正式名称 | マネックスグループ株式会社保証付 マネックスファイナンス株式会社 2019年9月18日満期気温参照型クーポン付円建社債 (愛称:個人向けマネックス債 秋祭り) |
発行体 | マネックスファイナンス株式会社 |
格付け | BBB(日本格付研究所) |
利率 | 0.10% + 0.10% × (観測期間中の観測地点における夏日の日数) 観測期間: 2018年10月4日から2018年10月12日まで 観測地点: 気象庁が公表する「東京都 東京」 夏日: 気象庁が公表する最高気温が摂氏25度以上の日 気象庁の公表は、気象庁「過去の気象データ検索」にて確認できます。 年利率は2018年10月19日17時時点の気象庁公表データを元に決定されます。 |
発行日 | 2018年9月14日 |
償還日 | 2019年9月18日 |
申込単位 | 額面10,000円 |
申込期間 | 2018年9月10日(月)12時~2018年9月14日(金)14時 |
申込期間は4日間設けられていますが、前述の通り、昨年同タイプの「夏祭り」は初日完売でした。
先着順での受付となるため、いつ完売してしまうかは気になるところです。
利率の決定方法
個人向けマネックス債 秋祭りの利率は、年0.10%~1.00%(税引前)の間で変動します。
変動要素は、以下の通りです。
- 観測地点(東京都 東京)における
- 観測期間(2018年10月4日~10月12日の9日間)の
- 夏日(最高気温摂氏25度以上)の日数
期間中、全て夏日の場合には、夏日の日数が9日となります。
この場合、年利率は、0.1% + 0.1% × 9 = 年1.0%(税引前)となります。
他方、観測期間中の夏日が2日間だった場合は、以下の利率です。
0.1% + 0.1% × 2 = 年0.3%(税引前)です。
昨年度「夏祭り」の実績
ちなみに、昨年の「個人向けマネックス債 夏祭り」は、以下の条件、結果でした。
- 観測地点(東京都 東京)における
- 観測期間(2017年8月25日~8月31日の7日間)の
- 真夏日(最高気温摂氏30度以上)の日数
真夏日の日数は、6日だったため、年利率は、0.1% + 0.1% × 6 = 年0.7%(税引前)です。
最大0.8%の予定利率に対して、0.7%という結果は十分過ぎる内容でした。
個人向けマネックス債 秋祭りのおすすめポイント
個人向けマネックス債 秋祭りは、利率が最大1.00%まで上昇する点が魅力です。
債券の場合、リスクはありますが、定期預金のように考えることができます。
年利1.00%という高金利の定期預金は現在存在しないため、十分に貴重な債券です。
もっとも、対象期間中に夏日にならない場合は、利率は0.10%です。
それでも、定期預金と同等以上の金利です。
暑い日々は、ゆきたんたんも苦手ですが、「秋祭り」中は夏日を期待します。
こうした、不確定要素を面白いと感じられるか、が購入のポイントです。
最後に
債券は定期預金とは異なり、リスク資産の1つです。
リスク資産の中では比較的安全ですが、その特徴は理解する必要があります。
ゆきたんたんがおすすめする投資は、一発逆転を目指す投資ではありません。
そのため、こうした小さな情報、金利をおすすめする形となります。
株式投資がメインの方でも、債券は一定額組み込んだ方が値動きがマイルドになります。
マイルドにすべきかどうか、といった判断自体、個々人で考える必要があります。
目指すべき年利を目標とした上で、債券の必要性を考えて頂ければと思います。
投資は自己責任でお願い致します。
以下、関連記事です。
ゆきたんたんは、マネックス証券をメインに利用しています。
今回のように、ユニークな社債もあります。
夢を見る、という意味では、宝くじ付き定期預金もおすすめです。
最近、何かと話題のスルガ銀行の記事ですので、紹介は少しだけ気後れします。
定期預金の金利の高さで言えば、ソニー銀行はおすすめです。
ゆきたんたんは、メインバンクとして利用しています。
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